ご報告が遅くなりました。行ってきました東大病院。

9:30の予約で行ってみたら待合室はこんな感じ。すいてるな〜と思ったのですが午前中は初診が中心のようで、午後は通院中の子でとっても混んできました。

今日もご機嫌なかみやん。診察台の上は嫌いだけど、病院来るのは平気なの。

まずは学生さんを1人従えたかみやん担当の研修医さんの問診です。かかりつけの獣医さんからの紹介状とエコーの画像をお渡しし、研修医さんから現在の症状、既往症、食欲、具合の悪かった時の様子等々を聞かれます。友人からそれらをまとめて書いとくといいよといわれ、持参しました。説明しつつ、最後にはそのメモもお渡ししました。一番伝えたかったのは「かかりつけでは肝臓にも転移していて、余命1ヶ月、手術中しても3ヶ月、術中に亡くなる可能性も高いとの診断でした。それが全てなら、苦しい検査や、リスクを冒して手術するつもりはありません。一縷の光を求めて、こちらに来ました」という事です。
そして診察&エコーでかみやんは裏へ。私たちは待合室で待機。そして呼ばれました。もうドッキドキ。今度は教授の先生も一緒です。
エコーの画像を見ながら教授から説明が。「確かに脾臓に8cm位の腫瘍はありますね。心臓はキレイ。肝臓への転移もどうかなと言う感じです。<中略>エコーだけではわからないので、この状態ならCTをやってみる価値はあると思いますよ」と。へっ?!もしかして肝臓には転移してないかも??しかもなんとなく希望の持てそうなニュアンス??かみやん先週から元気だからCT(全身麻酔)にも耐えれそう!それならお願いしますとCTを受けさせる事に。
15:00頃に終わるというので、それまで東大内をX氏とブラブラ。学食にも行っちゃったよ(笑)。

そして15:00ちょうど頃、麻酔からすっかり醒めて足取りも確かなかみやんが戻ってきました。醒めんの早っ!
その後もう一度診察室に呼ばれ、教授からCTの診断結果を踏まえたお話がありました。要約すると
●脾臓の腫瘍はもしかしたら一度内側で破裂したかもしれない、それが具合の悪くなった6/3だったのかもしれない。が、今はもうくっついているので出血などもない。
●肝臓は確かにところどころ黒いものはあるが、これは加齢による肝臓の組織が一部死んだりしているところではないかと思う。今まで私が色々な症例を見て来た経験上ですが。もちろん開けてみないと、転移の可能性が0ではないが。
●脾臓の腫瘍は良性にせよ、悪性にせよどんどん大きくなっていずれは他の臓器を圧迫していきます。
●脾臓の破裂はすぐ起こるというものではないが、なにかの拍子に強く打ったりしたら起こる可能性がある。
●現在の元気さから考えても悪性というのがちょっと疑問。
●以上の事から考えると手術してみる価値はあると思います。
●手術では腫瘍を取るのではなく脾臓を全部摘出するので、手術時間も短く、出血も少ない。脾臓はあるに越した事はないが、なくても困らない臓器。
●手術の際に肝臓組織の一部も取って、検査する。
●手術をしなくても余命1ヶ月という事はないだろう。
●手術するかしないかは、よく話し合って決めてください。
以上の事を聞き、私とX氏の意見は一致しました。「手術を受けさせる」です。
●悪性腫瘍でない可能性もある事
●転移している可能性があまり大きくない事
●全摘って手があったのか!って事
●それにより手術時間が短く、出血も少ない事→手術中のリスクが減った。
●良性であったとしても爆弾を抱えてるようなもので、お腹を打ち付ける可能性もあるので(ファーがかみやんにキックするとか)そんなハラハラはこっちもたまらない事。
●今かみやんが先々週の事がウソのように元気になった事。先々週は今にも倒れそうで、とても手術なんて耐えられる体力はないと思ってました。
●このCTでの全身麻酔からの覚醒がすごく早かった事←やはり麻酔専任の先生がいらっしゃるのと、今までの症例上、量などが適切なのかと。
●麻酔の件も踏まえ、普通の獣医さんにはない圧倒的な量の症例数をベースした診断及び手術は信頼がおけるのではないかと。
もちろん先生の腕が確かだろうと、設備が整っていようと、手術中に死ぬ可能性も、残念ながら悪性でやっぱり転移していた可能性もあります。
でも何よりかみやんは13歳とはいえ目もも見えてるし、耳も遠くない、歯も抜けてないので、まだ生きられる可能性があるなら手術に懸けて元気で老衰まで生きて欲しいと思ったからです。
来週月曜日に入院し、火曜日手術、順調なら金曜退院予定です。
手に注射後のガーゼが巻かれてるけど、元気に出て来たかみやん!
